韓国のドラマや映画で白いリボンを見て、誰が付けるものかや、意味が気になった方がいるのではないでしょうか?
日本の葬式では白いリボンを付ける習慣はありませんよね。
今回は、韓国の葬式で髪に付けるリボンの意味や、誰がどこに付けるか、いつまで付けるかを、韓国の文化を交えて紹介します。
韓国のドラマで気になった方や、韓国の葬式に参列して気になった方などは参考にしてくださいね。
Contents
韓国の葬式で髪に付けるリボンの意味は?
韓国の葬式で髪に付ける白いリボンの意味を詳しく紹介します。
リボンを誰が、どこに、いつまで付けるのかに分けて解説しますね。
韓国の葬式で髪のリボンは誰が付ける?
韓国の葬式で髪の白いリボンは遺族の女性が付けます。
遺族の女性の正装は白のチマチョゴリに白のゴム靴で喪章を付けられる場所がないため、髪に付けるようになったそう。
白いリボンは一本線があるものと無地のものがありますが、どちらも意味に違いはなく葬式で使えます。
遺族の男性は喪章を黒いスーツに付けます。
日本との違いは、一目で遺族なのか弔問客なのかが服装で分かるという点ですね。
日本だと、男性・女性ともに遺族も弔問客も服装が似ており、どちら側なのかが一目でわからないことがありますよね。
ですが、韓国の場合は喪章もしくは白のリボンを付けているかどうかで遺族なのか弔問客なのかが分かるようになっています。
(ただし、韓国の場合は日本の喪服ほど厳密なルールはないようです)
韓国の葬式で髪のリボンはどこに付ける?
韓国の葬式で髪のリボンはどこに付けるかについては、亡くなられた方の性別により異なります。
- 亡くなられた方が男性の場合:左側
- 亡くなられた方が女性の場合:右側
このようなルールに従って付ける場所が変わります。
上記のルールを守っていれば、厳密な付ける場所のルールはないようです。
白いリボンはヘアピン式なので、髪型に合わせて付けやすい場所に付けられそうですね。
リボンを付ける場所が性別で左右に分かれている理由は陰陽五行説の男左女右(なんさにょう)からきているそう。
男左女右の考え方は日本でもひな人形の配置などに反映されているようですね。
韓国の葬式で髪のリボンはいつまで付ける?
韓国の葬式で髪のリボンはいつまで付けるかについては、基本的には葬式の一連の流れが済む3日目までですが、宗教や宗派、家庭などによりかなり異なるようです。
韓国のお葬式は以下のようなスケジュールで3日間かけて行われます。
1日目:葬儀の準備・連絡
2日目:入棺、お通夜
3日目:出棺・火葬・葬儀・納骨
一般的には納骨後に一連の流れが済んだということで白いリボンを外すようですが、人によっては四十九日まで、1年間という人もいるそう。
この辺は本当に家庭ごとに違うようです。
日本のお葬式が昔に比べて簡略化されているように、韓国のお葬式やルールも同様になってきているのかもしれませんね。
韓国の葬式で髪のリボンはどこで買える?
韓国の葬式で髪のリボンは楽天などネットショップでも購入できます。
物にもよりますが、一般的に税込1000円以下で購入できますよ♪
もしも遺族として参列する機会がある場合は、事前に準備しておくと万が一の場合に安心ですね。
まとめ
今回は韓国の葬式で髪のリボンは誰がどこに、いつまで付けるのかについて詳しく紹介しました。
髪の白いリボンは遺族の女性が3日間つけるもので、男性が亡くなったときは左側、女性が亡くなったときは右側に付けることが分かりました。
私が調べたルールや習慣を紹介しましたが、日本と同様、地域や家庭によりルールはさまざまだと思います。
遺族として参列される際は、親族などに確認してみてくださいね。